まさか再び割れているとは・・・・。
また連絡です。
この真空管は上に乗っても割れないくらい丈夫なのですが、落としたり動かしたりする衝撃には弱いそうです。
おそらく箱の上げ下ろしの時の衝撃で破損したのでしょう。
再び送ってもらうのも申し訳ない気がしたので、他に何か良い運搬方法はないか聞いてみましたが、色々試してみて今の梱包運送が一番良いと言うことでした。
しかし派手に割れています。
普通ならゴミが増えて困るな~、と思うのかもしれません。
しかし私にとっては良いおもちゃが手に入ってうれしい限りです。
長大なヒートパイプとガラス管が手にはいるのですから。
早速分解です。
ヒートパイプを引き抜いてみました。
二重になったガラス管の中に、薄いアルミ板で作られたヒートシンクに銅のヒートパイプが差し込まれています。
ガラス管の内部には太陽熱を吸収するようなコーティングがされています。
内部で反射して綺麗な渦のような模様が見えます。
一本目の破損パイプと同じように無理矢理テープで固定しました。
破損パイプと正常なパイプです。
破損パイプのヒートパイプ先端はいつまでたっても熱くなりませんが、パイプ表面は熱くなっていきます。
正常パイプのヒートパイプ先端は手で触れないほど熱くなりますが、パイプ表面は熱くなりません。
真空管の威力が体感できました。
正常なパイプと破損パイプの先端部です。
本来は内部のメッキが綺麗で鏡のようになっています。
破損するとメッキが一気に剥がれてしまうようです。
ちなみに正常なパイプも分解できて、ヒートパイプを引き抜くことができます。
しかしガラス管の二重部分は真空に保たれています。
破損した真空管パイプをどのように使うか、考える楽しみが増えました。