とうとう真空管パイプを差し込みます。
水道直圧式の太陽熱温水器の場合は、水はタンクの中にあるだけで、真空管パイプの中には入ってきません。
真空管パイプは熱を伝えるだけです。
真空管パイプの入った段ボールです。
これが3箱あります。
開けてみました。
真空管パイプです。
パイプで集めた熱を先端の金属がタンクに伝えます。
真空管パイプ先端とタンクの接触面積を増やすためにシリコングリスを塗ります。
石けんでは落ちないので余分なところに付かないようにします。
手についても拭けば取れるのでいいのですが、服に付くと取れません。
電子部品の放熱用の場合は、薄く塗らないと熱伝導は悪くなりますが、この場合はタンクの穴に差し込むので隙間がないようにするのが目的です。
したがって、たっぷりと塗る方がよいようです。
真空管を差し込む前に、真空管の先端を受けるためのソケットを取り付けます。
手で架台の穴にはめ込むだけです。
真空管パイプ取り付けの時には、先端部は外しておきます。
シリコンが周りに付かないようにそっと差し込んでいきます。
回転させながら隙間を埋める感じです。
すると中から空気が出てきます。
奥まで入ったら受け用のソケットをねじ込んで固定します。
あまりきつく締めると真空管が割れそうなのでほどよい感じに締めます。
固定できたらタンク差し込み口のゴムキャップで密閉します。
この作業を真空管の本数だけ繰り返します。
気を付けないといけないのは、架台が歪んでいると、真空管の取り付け時にはすんなり差し込むことができるのですが、終わりの方では差し込むことができなくなってしまいます。
それを防ぐために、真空管をまずは両端に取り付けて両方すんなりと差し込めるように調整します。
そして間を埋めるように差し込んでいきます。
初めは架台がまっすぐになっていると思っていて、真空管を差し込んでいったのですが、半分くらいまで来て差し込めなくなってしまいました。
気づかない程度に架台が歪んでいたのです。
また初めからやり直しです。
架台の下にブロックを入れて調整することで歪みが無くなりました。
この最初の作業は重要です。
そして最後の一箱です。
何か様子がおかしいですね。
一本割れていました。
交換です。
とりあえず完成です。
向かって左から二本目の真空管は取り付けてありません。
交換品が到着次第取り付けます。