せっかくの手作り太陽熱温水器でしたが、再び取り外さなくてはならなくなりました。
その理由とは・・・。
家のリフォームのためです。
10年以上前から雨漏りもひどく、ついにリフォームとなったわけです。
するならすると言ってくれれば太陽熱温水器を取り付けなかったのに・・・。
というわけで、手作り太陽熱温水器を載せる場所(屋根)がなくなってしまいました。
数ヶ月間に渡るリフォーム中は、水から薪を焚いてお風呂を沸かさなくてはなりません。
真夏の太陽がギラギラと照りつけているのにです。
耐えられません!
みすみすお金(エネルギー)を捨てているようなものです。
さらに何度も作り替えたり移動させたりするのも嫌になってきたので、今回、どさくさに紛れて既製品を購入することにしました。
【まだ秘密】
購入製品候補は10年以上も前からほぼ決まっています。
当時から一線を画していた憧れの製品です。
その前に太陽熱温水器についてもう一度調べてみました。
ご存じの通り、太陽熱温水器は太陽の熱で水を温めてお湯を沸かします。
その太陽エネルギー変換効率は40~60%にもなります。
太陽電池の変換効率は、よいものでも17%位ですから、太陽熱温水器の効率がいかによいかが分かります。
【長府製作所】
性能のよい太陽熱温水器では、冬でも天気がよいと40℃以上になります。
これだと追い炊き不要です。
【平成20年度四国電力】
家庭で使うエネルギーで、給湯に占める割合はかなり大きいです。
給湯機器だと27%(平成20年度待機時消費電力調査報告書(省エネルギーセンター、平成21年3月))を占めています。
これは電力に関してのみですので、灯油やガスなどを利用している場合は含まれていません。
それらを含めると50%に届くのではないかと思います。
太陽熱温水器を使用することでこれらが0%近くにまで軽減されるかもしれないのです。
取り付けないという選択肢はありません。
うちはオール電化で太陽光発電をつけているから大丈夫、と考えている人もいますが、安心はできません。
停電になったらどうするのか、電気料金が上がったらどうするのか、など、供給先の変化を受けるインフラでは問題は残ります。
複数の独立したライフラインを持っていた方が安心できます。
効率だけを考えると太陽電池を載せるより、太陽熱温水器を載せるべきです。
太陽電池より価格も安いですし。
でも実際には業者の言うとおりにしていれば楽なので、何も考えずに設置している場合がほとんどです。
実は我が家でもこれを機会にオール電化にするか検討しました。
【HIクッキングヒーターとエコキュート】
しかし以下のことから見送ることにし、太陽熱温水器を使用することにしました。
・昼間にも電気を使うので、深夜電力契約にすると総合的には電気代が高くなる可能性がある
・もともとお風呂は薪で沸かしている
・太陽電池と太陽熱温水器では変換効率が違いすぎる
・停電でも太陽が出ている限り利用できる
(水道が止まっても井戸水、ソーラーポンプで対応できる)
・電気温水器が高価である
そして次が大きな決め手となるのです。
・今までの給湯器に直接つなぐことができるものもある
これにピンと来た人は、太陽熱温水器についてかなり調べた人でしょう。
次回は太陽熱温水器についてもう少し述べていきたいと思います。