1.売電の制限について
2.瓦一体型の太陽電池とパネル後載せ型について
3.売電メーターの交換について
4.補助金交付の時期について
前回に引き続き、今回は3.売電メーターの交換についてです。
ご存じの通り、系統連係太陽光発電のメーターには二種類あります。
買電用と売電用です。
【売電、買電用電力メーター】
実はこの二つのメーターの所有者はそれぞれ異なるのです。
買電用は電力会社が取り付けるもので、本体は電力会社のものであり、取り付け費用は電力会社が負担します。
ところが、売電用のメーターは太陽光発電を取り付けた家庭のものなので、本体、取り付け費用ともに家庭が負担します。
太陽光発電はこちら側の設備ですから当然といえば当然です。
しかし知らない人もいるので、後から”話が違う!”と言わないようにしなければなりません。
さらに、メーターは10年ごとに取り替えする義務があります。
買電用メーターは電力会社が取り替えてくれます。
もちろん費用はかかりません。
しかし売電用メーターはこちらで取り替えなければなりません。
取り替え費用はこちら持ちです。
取り替えにも、電力会社に登録している業者に頼む必要があります。
とりあえずは太陽光発電システムを取り付けた業者にお願いすれば工事をしてくれます。
取り外した売電用メーターは自分のものですから自由に処分しても構いません。
【電力計】
大抵は使い道がないのですが。
性能も見た目も新品そのものなので捨ててしまうのはもったいないです。
何かに使い道がないか模索中です。
この売電用メーターの取り替え費用は、ちょっと忘れましたが5万円~10万円だと思います。
この経費も系統連係太陽光発電システムを導入する前に頭に置いておかなくてはいけません。
忘れるところでしたが、太陽電池からの直流電流を交流に変えることにより、家庭でも使え、売電もできる電気に変える機械であるパワーコンディショナー、いわゆるインバーターも寿命があります。
【パワーコンディショナー】
約10年です。
たしか、これはメーカー保証には入っていません。
入っているのはパネルと架台だけです。私の家の太陽光発電システムのインバーターもちょうど10年で故障しました。
壊れるところはコンデンサらしいのですが、修理をせずに新品を購入して交換しました。
【電解コンデンサ】
電解コンデンサにはどうしても寿命があります。
オーディオの機械が好きな人は実感していると思いますが、アンプなど使っていなくても20年もすれば電解コンデンサが壊れています。
ということで、機械には寿命があるので交換は仕方ありません。
【パワーコンディショナーの内部】
これが約10年ごとになりますからこの費用も計算のうちに入れておく必要があります。