ご存じの通り、現在太陽光発電設備を取り付ければ電力会社が電気を買い取ってくれる制度があります。
今年度(2012年度)内であれば国の補助金も出ます。
場所によっては自治体からも補助金が出ます。
しかも買い取り価格は発電量が10kw未満なら1kwhあたり42円です。これが10年間保証されます。
10kw以上なら1kwhあたり42円が20年間保証されます。しかし10kw以上なら補助金は出ません。
このあたりのことは後で詳しく述べます。
【太陽光発電系統連携の仕組み 京セラより】
とりあえず設置額が現実的な10kw未満のシステムについて検討していくことにしました。
まずはメーカーと販売取り付け業者を調べないといけません。
ネットでちょっと調べてみただけでも、メーカーだけで数十社あります。
今まで聞いたこともないようなメーカーもたくさん出てきました。もちろん世界中でです。
メーカーはたくさんあるのですが、太陽電池の種類は実用化されているもので、大きく分けて3種類しかありません(ほぼ私の独断です)。
単結晶太陽電池と多結晶太陽電池と薄膜系太陽電池です。
【単結晶太陽電池】
【多結晶太陽電池】
【薄膜系太陽電池】
それぞれ性能も値段も特徴があってなかなか一つに絞れません。
簡単にそれぞれの特徴を説明すると、単結晶太陽電池は光を電気に変換する効率が一番高いです。
変換効率は17%くらいです。
地上に降り注ぐ太陽の光のエネルギーは、1平方メートルあたり(簡単に言えば1m×1mの大きさ)1000Wあるといわれています。
1平方メートルの単結晶太陽電池で1000W×17%=170Wの電気を起こすことができます。
つまりこの太陽電池で大型TVを見ることができます。
【太陽電池の変換効率】
こんな感じで変換効率を見ていくと、多結晶太陽電池では変換効率は約14%、薄膜系太陽電池の変換効率は約10%です。
実際の変換効率はメーカーによって大きく異なるので、大体の数値を示しました。
一見、変換効率が高い方がすべてにおいてよいのではないかと思ってしまいます。
しかしそうとばかりも言えないのです。