家庭でのエネルギー利用において、今ではすべて電気でまかなうことができますが、電気じゃなくても大丈夫なものもあります。
たとえばお風呂などの給湯です。
熱があればよいのです。
火力発電などでは火力の熱で水を沸騰させ、水蒸気で発電機を回して電気を起こします。
【火力発電所】
その電気を各家庭で使います。
しかし給湯においてはその電気をまた熱に変える必要があります。
熱→電気→熱
です。
【四国電力より】
エネルギーの変換にはロスがあります。
だったら初めから電気ではなく熱を給湯に使えば無駄がありません。
熱で身近なものは太陽です。
太陽熱をそのまま給湯に利用してしまえば無駄がありません。
【YAMAKIより】
太陽熱温水器の効率は約60%、太陽電池の効率は約17%なので、太陽電池を取り付けてその電気で温水を作るよりも、太陽熱温水器で温水を作る方がとても効率的には無駄がありません。
【太陽熱温水器の仕組み1】
ですから、基本的には太陽電池を設置するよりも、まずは太陽熱温水器を取り付けるべきだと思っています。
【太陽熱温水器の仕組み2】
ところが大きな問題があります。
それは太陽熱温水器の耐用年数と価格です。
太陽熱温水器が10年間無故障というのはますあり得ません。
毎年のメンテナンスが必要だと思った方がいいです。
さらにまだ高価です。
それを考えるとすべて太陽電池にしてしまった方が楽という考え方もできます。
難しいところです。
(太陽熱温水器は簡単に作ることができるので、作りたい方は連絡してもらえればお力になれると思います。)
それでは話を戻して、太陽光発電システムについて考えていきます。