これで太陽電池を取り出すことができました。
しかもダイオードまでも。
ダイオードには、電流を一方向にしか流さないという性質があります。
実用システムを組むときに必ず使用するものです。
太陽電池を窓際で直射日光に当て、テスターで電圧を測ってみます。
開放で(何もつながないでテスターだけに接続した状態)3,0Vあります。
実際には負荷(電球やモーターなど)をつないで使うのですから、負荷に相当する抵抗(電子部品)を付けて出力を計ってみます。
すると2,0V、0,5mA(0,0005A)でした。
したがって出力は 2,0V X 0,0005A = 0,001W
になります。
100Wの電球を点灯させるには、この太陽電池が100000個つまり、10万個も必要ということです。
1つ100円ですから、10万個で1000万円です。
計算してみて自分でもびっくりしました。
大型の100W出力の太陽電池は10万円ほどで買えますから、100均のソーラー電卓をたくさん買って、その太陽電池で家の電気をまかなおうとは、くれぐれも思わないで下さいね。