例のヒラタクワガタとノコギリクワガタです。
ほぼ同時期に捕まえました。
捕まえに行ったのではなく、どちらも向こうからやってきたという感じです。
いつもなら捕まえないのですが、今回は飼ってみることにしました。
見ての通り、どちらも立派なオスです。
飼う準備をしていなかったので、昔の虫かごを引っ張り出してきてとりあえず入れてみました。
やはり狭いですね。
しかもオス同士なので喧嘩するでしょうね。
案の定、夜になるとガサゴソ動いて派手な音を立てています。
しかしとっくみあいの喧嘩は見ていないので喧嘩しているのかどうかはわかりません。
すぐに腐葉土と木を追加し、餌場も2カ所にしたのでうまく棲み分けしてくれているのではないかと思っていました。
しかし一週間ほど経った頃、クワガタのかわいそうな姿を目にすることになったのです。
死んだのはノコギリクワガタでした。
ノコギリクワガタは動きが派手で行動的です。
ヒラタクワガタはすぐに土に潜る恥ずかしがり屋です。
ノコギリクワガタの体には多くの挟まれた跡があったので、おそらくヒラタクワガタにやられたのではないかと思います。
能ある鷹は爪を隠すか・・・、と妙に納得してしまいました。
本来ならすぐに埋めてやるのですが、あまりにもノコギリクワガタが立派なので標本を作ってみることにしました。
小さい頃よく作ったものですが、数日経つとグラグラになって足がとれたり、おなかが腐ったりしていました。
乾燥不足だったんだと思います。
昔は生きている時に注射で薬剤を投与して標本を作った覚えがあります。
2種類の薬剤があって、まず一つ目の薬剤で昆虫を殺し、二つ目の薬剤で防腐処理をしたのではないかと思います。
今は殺してまで標本を作りたいとは思わないので、死んだ昆虫を徹底的に乾燥させて標本を作る方法にします。