クローバーという名前の方が一般的かもしれません。
シロツメクサはヨーロッパ原産で、牧草として世界に広まり、日本にも定着した帰化植物です。
あまりにもよく見るので帰化植物だとは知りませんでした。
なぜシロツメクサというかというと、江戸時代、オランダからガラス製品を送るとき、壊れないようにこの草を詰め物にしたことから「白詰草」の名がついたということです。
シロツメクサにはいろんな楽しみ方があります。
長い茎をつけたまま花を摘み取り、たくさん編み込んで花冠を作ってかぶって遊んだり、四つ葉のクローバーを必死になって探して、見つけたら栞(しおり)なんかにして楽しんだり。
最終的にはヤギの餌として刈り取ってしまうのですけどね。
牧草だけあって、ヤギは好んで食べます。
未だに花が美味しいのか、葉が美味しいのか分かりません。
以前、四つ葉のクローバーだけが出来る球根を育てたことがありますが、はっきりいって全く面白くありません。
初めのうちは、すべて四つ葉なのでなんだか幸せな気分になったのですが、慣れてくると有り難みがなくなってしまいます。
やはり必死に探し回って、やっと見つけたものでないとダメですね。
ヨーロッパでは、つぼみや花を採取して乾燥させ、煎じて飲み、風邪や鎮痛、痛風に効くとして服用する民間療法があるようです。