夏、家の周りをチョロチョロと駆けずり回るかわいいやつです。
部屋の電気を付けていると窓辺に集まってきます。
明かりに近づいてくるのではなく、明かりに集まってくる虫を食べにやってくるんです。
待ち伏せしてぱくりと食べてしまいます。
見た目は気持ち悪いという人もいますが、(確かにそうかもしれませんが)慣れるとそんなことはありません。
つぶらな瞳、愛らしい指、柔らかそうな体、キュッキュという鳴き声、すべてが愛おしいです。
逃げ足が早く、なかなか捕まえることが出来ませんが、手に取ると、ひんやりとした柔らかい感触が伝わってきます。
体の造りは頑丈ではなく、丁寧に扱わないと怪我をさせてしまいます。
ヤモリに似たものに、イモリとタモリがいますが、それぞれ違いが分かりますか?
ヤモリは家にいて守ってくれるので『家守』、イモリは井戸にいて守ってくれるので『井守』、タモリはお昼に司会をしていて『田森』と書きます。
それぞれ、は虫類、両生類、ほ乳類です。
ヤモリは家にくる虫を食べてくれる益虫です。
悪いことは全くしません。
見かけてもそっとしておいてください。
またはかわいがってください。
卵を生みますが、形はニワトリの卵のようで、大きさは1cm位です。
色も様々で、白、緑、青、ピンクの色の卵を産みます。
はっきりとした色ではなく、うっすらとした色です。
古い物置小屋などの天井の柱の陰に、まとまって生み付けられます。
赤ちゃんもかわいいです。
でも柔らかすぎてさわるのには細心の注意が必要です。