春といえば桜、秋といえば秋桜ですね。
秋桜と書いてコスモスと読みます。
コスモスは昔から文学作品や歌に使われています。
コスモスにもいろんな種類があるようですが、私のところでは、毎年自然と生えてくるのを楽しんでいます。
一度種を蒔いておくと、時期が来れば自然に芽が出、成長し、秋には花を咲かせてくれます。
背丈が大きくなる種類のようなので、台風に備えてそえ木をしてやらなければなりません。
たまにアブラムシが付くこともあります。
芽が出てまだ小さい頃は、ひょろひょろっとしていてまるで雑草のようです。
稲やススキのように単子葉類のように見えますが、ちゃんと双葉も出る双子葉類です。
遠目から見るとふんわりしていて気持ちが安らぎます。
しかし花が咲くまでは、本当にじゃまな雑草のような感じなので、広い心で待ってあげなくてはなりません(笑)。
(この写真は近所の畑のコスモスです。)
花の色は赤、ピンク、白です。ひとつの草(?)からは同じ色の花が咲いているようです。
普通は種から育てますが、生命力が強いらしく、茎の途中からも根を出します。
この部分を切り取って土に挿しておけば増えていきます。
コスモスはキク科でキクやタンポポのように合弁花です。
一枚の花びらのように見えるものは、実は数枚の花びらがくっつきあっているのです。
花には蝶やカナブンなど、多くの虫たちが訪れます。
蜜や花粉が豊富にあるからです。
その中でも私のお気に入りはこの虫です。
分かりますか?
ホバリングしながらストローのような口を伸ばし、器用に蜜を吸い取っていきます。
次回、この虫を紹介します。