植物は季節が分かるんですね。
種を蒔いた憶えもないのに、時期になるといつの間にか成長し、花を咲かせています。
このアサガオもそうです。
もう何年も種を蒔いていないのですが、影の方の目立たないところでちょこちょこと繁殖していました。
花が咲くまで気が付きませんでしたが、花が咲くとその存在が際だって目立ちます。
アサガオはその名の通り朝咲きます。
そしてお昼前にはしぼんでしまいます。
アサガオには大きく分けて日本アサガオと西洋アサガオがあります。
日本アサガオは平安時代に中国から入ってきてから栽培されていて、小柄なものや大柄なもの、バリエーションに富んだ色や形があります。
夜明け前から花が咲き始め、朝日が昇る頃には花はしぼんでしまいます。
儚いですね。
けれどその儚さが日本的で好きです。
西洋アサガオは花の大きさも、バリエーションも日本アサガオほど楽しめませんが、繁殖力が旺盛で生け垣などに使われることが多いです。
庭に自然に生えたのは日本アサガオでしょう。
あっという間にしぼんでしまってしまいますから。
アサガオは種で増えていきますが、ずっと同じ種で代を重ねていくと品質的には劣ってくるようです。
ですから2~3年ごとに新しい種を蒔いてやるのがいいようです。