田舎でつくろう!  ( blog版)              

          田舎の恵み(食料、エネルギーなど)を最大限に生かして自給自足生活!      2005年2月より

ヒル ②

変化があったのは靴下を絞ったときです。

絞るとおびただしい量の血が垂れてきました。

そのときはまだ、中にヒルがいるとは思いませんでしたから、もしかして鳥かネズミが中に入っていて、知らずに絞ってしまったのかなと、非現実的なことを考えてしまいました。

そのときはなぜか、やってもうた・・・

というような、交通事故を起こしたときのような感覚になっていました。

 

仕方ありません。

おそるおそる靴下を裏返していきます。

私の頭の中では、ネズミが潰れたいや~な光景が浮かんでいます。

しかし何も見つけることは出来ません。

 

血は大量に滴っているのに、肝心のブツがないのです。

狐につままれたような気分です。

でもほっとしたのも事実です。

 

こうなったら徹底的に調査です。

靴下を完全に裏返して舐めるように見ていくと、なにやら黒い小さなゴムのようなものが・・・。

ヒルです。

 

山に入る前に、ヒルには気を付けろと言われたのを、今になって思い出しました。

それにしてもあれだけ血がしたたり落ちたのに、ヒルはとても小さいのです。

 

それは、なんとヒルは自分の体重の20~30倍もの血を吸うからなのです。

おそらく私は、ヒルに噛まれたのに気付かず、ヒルは心ゆくまで血を吸い、口を離して靴下の中にとどまっていたのでしょう。

 

ヒルに噛まれても無理矢理引き離してはいけないといいます。

歯が皮膚に残ったままちぎれてしまうからだそうです。

でも人によっては、すぐに引き離してもよいと言います。

よく分かりません。

ヤマヒル

 

しかし調べて分かったことは、

 

・ヒルに血を吸われても、少量なため何の影響もなく、
今のところウイルスなどが伝染する心配ない

・アルコールに弱く、ビールなどをかけると死んでしまう

・たばこの火などをつけると噛むのをやめる

・噛まれてもアンモニアで絶対に消毒してはいけない

・血を止めようと思ったら、傷口の辺りの血を絞り出して、
ヒルジンとともに水で洗い流すとよい

・ヒルはアルコール、木酢、塩などに弱い

・ヒルを防ぐには服に隙間を作らない

・場合によっては軍手の編み目、ストッキングの編み目からも
進入することがある

 

ということです。

 

・・・・・つまり、私なりに解釈すると、山に入ってヒルに噛まれるのは仕方ないことだから、噛まれても気にせず、ヒルが満腹になって自分から口を離すまで待っておけ、ということです・・・。

 

要するに、ヒルを怖がる必要はありません。

用水路などにいて、獲物はいないかなどと、鎌首をもたげて様子を探っている様はかわいいものです。

 


SPONSORED LINK

この記事も読まれています

Updated: —

新投稿記事

田舎でつくろう! © 2014 Frontier Theme