オオカマキリに次いでよく見かけるのがヒメカマキリです。
体長は3cm位で小さいです。
これがかわいいのなんのって!
やはり目は良いようで、近づいていくと、何?何か用?
というように顔を向けてきます。
ちょっと遊んでもらおうと手をさしのべるとささっと逃げていきます。
結構素早いです。
走り方もひょこひょことしていて見ていると和みます。
今回は遊んでもらうのが目的なので捕まえて手に載せてみます。
そうするとおとなしくなってこちらの様子をうかがいます。
こちらがいろんな角度からのぞき込むようにするとそれに合わせて首を動かしてきます。
常に目を合わそうとしてきます。
虫に見つめられるのもいいものですね。
そういえばこちらを見つめる虫といえばクモしか思い当たりません。
(クモは正確には昆虫ではありませんが。)
セミやバッタはこっちを見ているんだろうけど見つめられている気がしないのでもの足りません。
やっぱり見つめられるというのはいいものですね。
じっと身をすくめて動かない姿は弱々しくてなんだか守ってあげたくなります。
少し気を許したのかゆっくりと動き始めました。
触角をのばし、カマをそっと前に出す仕草には気品が感じられます。
カマの先ののばし方も優雅です。
姫カマキリという名前にぴったりです。
しかしこの姫は他のカマキリと比べておてんばなのです。
今度は動き回り始めました。
かなり素早いので逃げないように手を回転させるように動かし続けます。
気をつけないと目も良くてジャンプ力もあるので、あっという間に近くの木の枝などに逃げてしまいます。
そろそろ放してあげましょう。
ちょうどオオカマキリがいたので並べてみました。
これは親子ではありませんよ。
気をつけないと食べられてしまうので別のところに移動させます。
もちろん食べられるのはヒメカマキリの方です。
ハーブの枝に放してやるとホッとしたのか身だしなみを整え始めました。
実は昆虫はきれい好きなんです。
まずは触角を一本ずつ口で噛むようにしながらしごくようにしていき、綺麗にしていきます。
次に足を一本ずつ同じように口で綺麗にしていきます。
もちろん目もカマで優しく拭きます。
もう仕草はイヌやネコと同じですね。
一通り身だしなみを整えると、もうじっと動きません。
この様子だとおそらく餌が通りがかるまで動かないでしょう。
ということでそろそろ私も帰ることにします。