いつも気になっている泡をまた見つけました。
植物に着いている泡で思いつくのは、モリアオガエルくらいしかありません。
きっとモリアオガエルの卵だと期待しながらつついてみます。
(ウソです。)
泡の中に何か生き物がいるようです。
結構早く動いて陰へと隠れます。
こうなったら本体を見るまでやめられません。
ついに指でつついて泡の外へ追い出してしまいました。
しかしすぐに泡の中へ戻ろうとします。
つまんで完全に外へ出してしまいました。
これでよく観察できます。
これはモリアオガエルではないではないですか!
これは・・・セミの幼虫でした。
(ウソです。)
顔がセミとよく似ていますね。
早速調べてみました。
これはアワフキムシという昆虫の幼虫でした。
セミと同じカメムシ目だそうで、どおりでよく似ているわけです。
これに羽根をつけたらセミですね。
この虫は、幼虫の時には植物の茎から液体を吸って成長するらしいです。
そして余った液体を排出して泡状にし、その中で成長します。
この泡はかなり強いので少々の雨や衝撃ではなくなりません。
【ツノゼミ ご近所の小さな生き物たちより】
そして大人になると、まるでツノゼミのような形になり、飛ぶことができます。
【アワフキムシの成虫 Wikipedia より】
【アワフキムシの成虫 ご近所の小さな生き物たち より】
成虫もセミと同じように植物の液体を吸います。
アワフキムシにはいろいろ種類がいて、特定は難しいです。
これはバラの木にいたものです。
手に取ってみます。
おなかが赤い種類ですね。
なんだかゼリーみたいでおいしそうです。
食べませんよ。
植物にとってはあまり好ましい虫ではないようですが、あまり実害を感じないのでそのままにしておきます。