椿(つばき)は漢字の通り、春に咲きます。
椿にもいろんな種類がありますが、ちょっと調べてみたところ、世界で6000種、日本で2000種以上あると言われています。
サイトによっては1000種とか様々なので、どれが本当なのかは分かりません。
ただ、すごい数の種類が存在するのは、確かなようです。
うちの周りに生えているのはヤブ椿という種類のようです。
山や、竹藪などに自生しています。
濃い深緑色の固い葉っぱに、真っ赤な花が咲きます。
昔の絵画の題材になっているそのものです。
いろんな色の混ざった花びらのものや、ピンクや白、黄色などの花びらのものなどがありますが、それらにはない、奥ゆかしさ、強い意志のようなものを感じます。
特に薄暗い山の中で出会ったときの椿は、何か取り憑かれるような感じさえします。
ちょっと地味めのヤブ椿、なかなかの曲者です。
椿の花は、花ごとポトッと落ちるので、縁起が悪いという人もいますが、昔から神聖な木として扱われていたようです。
椿の花びらの付け根には蜜があります。
花びらを毟ってその付け根を吸うと、少し薄めの蜜を吸うことが出来ます。
椿の種は、椿油を取るのに使います。
種を蒸して絞るのです。
サザンカの種から取ったものも、椿油として売っている場合もあるそうです。
サザンカや、お茶なども椿と同じ種類なので、同じような種を取ることができます。