田舎でつくろう!  ( blog版)              

          田舎の恵み(食料、エネルギーなど)を最大限に生かして自給自足生活!      2005年2月より

サツマイモ②

サツマイモはもともとアンデスあたりで発祥し、日本へは中国から琉球にやってきたと考えられています。

 

八代将軍徳川吉宗(暴れん坊将軍)の時に、蘭学者の青木昆陽によって全国に広められました。

暴れん坊将軍は文武両道、多くの改革を行い、名君として有名です。

サツマイモ

 

サツマイモといえば、焚き火での焼き芋です。

子供の頃、冬になって落ち葉を集めて燃やしていると、親がいつの間にかサツマイモを持ってきてくれて、焼き芋が始まるのです。

そのまま火の中に放り込みます。

 

まだかなあとつつきながら、頃合いを見て火から出します。

冷めるまで待てばいいのですが待ち切れません。

半分に割ってみると真っ黄色に焼き上がった芋が顔を出します。

そのまま頬張ります。

 

外側の炭で手も口も真っ黒にしながら食べます。

至福の時です。

しかし今ではあまり焼き芋をしなくなりました。

焚き火自体あまりしなくなってしまいました。

 

沖縄で多く栽培されている紫芋は、味といい、色といい病み付きになります。

一番のおすすめは、蒸かしてすり潰して団子にして食べる食べ方です。

紫イモ100%の団子

砂糖も粉類も一切入れていないのにもっちりして甘く、お茶うけにぴったりの団子になります(お店の人談)。

 

色はパステルカラーの紫です。

これでもかというほどの紫です。

ムラサキイモのあんこを作って、お餅でくるんで食べてもなかなかいけます。

紫イモ100%のあんこ

 

サツマイモは保存が大変です。

冷やすと腐ってしまいます。

冷蔵庫に入れるなんてもってのほかです。

 

田舎では、むろの中で保存します。

簡単には、穴を掘ってその中にすくも(籾殻)を入れ、そこにサツマイモを埋めるのです。

穴は1m位は掘らないと、気温の変化の影響が出てしまいます。

少量ずつ掘り出して食べていきます。

 

栄養分がない土地でもよくできるので、そのような土地ではまずサツマイモを作り、その葉っぱなどを肥料にしながら、だんだんと土地を肥やしていくのがよいでしょう。

 


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