ネギはどこでもできます。
だから、誰でも手軽に栽培できます。
我が家では裏庭や畑など至る所に植えてあります。
ネギを取るときは、根っこから引き抜くのではなく、根のギリギリの所から切り取ります。
すると切ったところからまた生えてくるのです。
なんどでも収穫できるのです。
すごい生命力!!
とはいっても、家にはたくさん植えてあるので、豪快に抜き取って根っこの白い部分も使っちゃいます。
みそ汁、うどん、ラーメン、ぬた、すき焼き、納豆、・・・・などいろいろなものに使えておいしく頂きます。
ネギにもいろんな種類があって、それぞれの用途に合わせて使います。
私の村でも一時、ネギの栽培が流行り、出荷する家もありましたが、そこで興味深い現象を目にしたのです。
それは消毒です。
ふつう、家で栽培して食べるには消毒などしません。
たまに病気になってしまうことがありますが、気にしません。
ネギは消毒や殺虫剤など必要としないのです。
ところが出荷用のネギは、ビニールハウス内で栽培し、出荷するまで何度も白い粉をかけて消毒するのです。
出荷用のネギを見るときれいで長さも整っています。
でも絶対に食べる気にはなりません。
栽培している人も、自分のうちで食べる分は別に無農薬で栽培しています。
無農薬でも十分なのですから。
別に私は農薬漬けのネギを買うなと言っているのではありません。
消費者が値段や見た目などにとらわれず、もっと生産者の方へ目を向け、現状を知った上で納得して購入できるようになったら、お互いに無理せず売買ができると思うのです。
今までの農家では、独自の販売ルートを持つことが難しく、卸業者の買い取りがなければ出荷できないという状況でした。
それでは生産者と消費者で、お互い求めているものが伝わりにくいはずです。
その点、最近よく見かける朝市や、道の駅などでの農産物の直売所はなかなかいいシステムです。実際売り上げも好調なようです。
現在私の所では、無農薬、減農薬のことを理解してくれた人が、農作物を買ってくれます。
購入者の生の声が聞こえるので、作りがいもあるというものです。