田舎でつくろう!  ( blog版)              

          田舎の恵み(食料、エネルギーなど)を最大限に生かして自給自足生活!      2005年2月より

稲を刈った後に麦を植えます。

今、植えているのは、確か小麦だと思います。

いつの間にか分からなくなってしまいました。

 

植え始めた頃は、ニワトリとヤギの餌用だったのですが、どちらもいなくなってしまった現在、惰性で植えているような感じもあります。

 

麦わらは果物の木の下に敷いて、草が生えるのを防いだり、敷いたまま腐らせて肥料にしたりします。

また、ストローとは麦わらの茎であるとおり、茎はストローにもなります。

(なんか変な日本語になってしまいました。)

 

刈り取りや脱穀などはすべて手作業です。

毎年麦の実は収穫するのですが、そのまま来年用の種になってしまってます。

何のために植えているんだかよく分からない状態ですね・・・。

 

小さな石臼を購入したので、いずれ自分で粉に挽いて、パンやうどんを作ってみたいです。

麦

種を蒔くと芽が出てきます。

そしてちょうど写真くらいまでに成長したら、”麦踏み”をおこないます。

そう、麦を踏みつけるのです。

端から見ると、あの人頭おかしくなったんだろうか、せっかく芽が出たのに踏みつけて となりかねません。

しかし麦踏みにはちゃんとした訳があるのです。

 

霜柱も立つこの時期に芽が出るのですから、霜柱によって土が盛り上がると同時に、麦の根まで持ち上げられます。

気温が上がり霜柱が消えても、根は盛り上がったままになります。

するととても不安定な状態になり、養分なども十分吸い上げることが出来ません。

 

そこで上から踏みつけて元に戻してやるのです。

ある程度大きくなるとその必要はないので、麦踏みは、まだあまり大きくならないうちに2,3回おこないます。

 

また、麦を踏むことにより茎が折れ、折れた分、修復しようとしてさらに茎から新たな芽が出ます。

つまり一つの株からたくさん穂が出るようにと、わざと折っているのです。

あまり大きくなってから折ることは、良くないようです。

麦は健気ですね。

 

最近では麦踏みをする人はほとんどいません。

 

麦踏みは春の季語です。

季語は旧暦に基づいていますから、今の太陽暦から約一月遅れます。

しかし1月頃から春とは・・・。

 

成長して穂が出る頃が一番美しく、そのまま飾りになります。

ドライフラワーにするもよし、青いまま飾るのもよし。

穂の手触りも何ともいえず心地よいものです。

 

秋になり、実が入ると文字通り黄金色のうねりが畑一面を覆います。

見事です。

 


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