三菱自動車はスマートグリッドの独立系といったようなものの実験をすることにしたようです。
スマートグリッドとは、送電線を各家庭や工場などに編み目のように巡らせて、電力を各所に自由自在に送れるようにするものです。各所には太陽光発電や蓄電池代わりにもなる電気自動車なども接続し、電気のやりとりはすべてコンピュータで管理します。
こうすることで大規模な発電所だけに頼ることなく、分散してエネルギーを融通しあえて無駄が少なくなります。この仕組みは災害時にも役立ちます。
インターネットのネット網と同じです。
一部が切断されても編み目のようにネットワークが張り巡らされているので情報が途切れることがありません。
とてもよい仕組みなのですが、日本の場合は送電線の設置が編み目のようにできていません。
いろんなしがらみや利害関係からか今後も編み目のように張り巡らせる予定もないようです。
いい技術を持っているのにもったいないですね。
そういった理由からか、今回は三菱自動車の岡崎工場という独立した場所で5~10台のアイミーブを使って実験を行うそうです。
アイミーブをバッテリー代わりにして、太陽光発電からの電力が足りなくなったときに電力を供給します。
アイミーブへの充電は太陽光発電や夜間電力を使うそうです。
ここで鋭い人はあることに気がついたと思います。
そうです、アイミーブにいつ乗るの?
ってことです。
接続しっぱなしじゃないですか。
これだと一軒の家庭だけでの実験だと乗れませんね・・・。
だからこそスマートグリッドは広域で実施されないといけないのです。
まあ、今回の実験はアイミーブ5~10台での実験ですから何とかなるんでしょう。
早く日本でもスマートグリッドが実施されるといいですね。