エネルギーの自給
近年、先進国だけでなく、発展途上国においてもエネルギー需要が増大しています。
なぜなら、発展途上国が先進国の真似をしているからです。
先進国はまだまだエネルギーを使い続けます。
その結果どうなるか?
エネルギー資源の枯渇は明らかです。
全世界そのことが分かっているのに、どうしようもないのです。
倒産するのは分かってるのに借金していく会社に似ています。
借金をやめれば即倒産です。
最近でこそやっと自然エネルギー利用の運気が高まってきていますが、これとてエネルギー使用量からすれば微々たるものです。
国ももう充分普及したとして、家用太陽光発電の補助金制度を打ち切るなど、自然エネルギー利用に積極的には見えません。
かつてのサンシャイン計画と同じです。
エネルギーの原料もほぼ輸入に頼っています。
石油危機が起こるとガソリンだけでなく、すべての物価が高くなってしまいます。
今、原油の高騰のために乗り物の燃料の価格が高くなっていますが、その他の物価が高くなるのも時間の問題でしょう。
もし石油の輸入が禁止になれば、電気代の高騰、もしくは停電、工場の運転停止など、生活に大きな影響が現れます。
いや、管理人さん、あれを忘れてないですか?
あれですよ。
日本が世界に誇る原子力ですよ。
と言われる方もいるかもしれません。
確かに原子力は便利です。
エネルギー密度も高く、建設コストも安く、安定して安く供給できます。最高です。
表向きはね。
ただし!
原子力には放射能という恐怖がつきまといます。
表向きには、原子力発電は低コストで二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギーですとPRしていますが、本当は、発電後の放射能汚染物の処理コスト、処理方法、建設地地元への保険金的な支払などを考えると、安全でクリーンな安いエネルギーとはとてもいえないのです。
騙されてはいけません。
次の世代がその代償を払わなければならなくなるのです。
かといって、他のエネルギーがあるかと言えば、水力発電くらいです。
これも環境の面からいろいろ問題があります。
そのほかの自然エネルギーでは、風力、太陽光、エタノール、バイオマスなどがありますが、石油に替われるほどのものではありません。
エネルギー密度が低すぎるのです。さらに自然が相手なので、安定した供給がしにくいのです。
最近では、各地に大型風力発電機が建設されるようになってきました。
喜ばしいことです。
後は不安定な自然エネルギーをどうやって安定させていくかが、課題です。
これまた国や企業が、解決してくれるのを待っていたのでは面白くありません。
個人でできることからやってみることにします。