現代において完全自給自足の生活を考えてみると、明らかに不可能であることが分かります。
食料については可能かもしれませんが、衣服、電気、通信、移動手段などには必ずお金がかかります。
これらを必要としない生活をするとなると、動物のような生活になってしまいます。
ある意味そのような生活は地球にとって一番いい生活形式かもしれません。
お金という観点から考えてみると、もとは物々交換に始まります。
お互いのほしいものを交換するわけです。今の経済からすると、非常にわかりやすく健全な方法だと思われます。
世間で騒がれているライブドア、日テレ、フジなどが抱えるような問題は起こり得ません。
しかし、時代が進むに従って、物の価値をお金というものに置き換えるようになってきました。
物がなくてもお金というもので取引ができるのです。
とても便利です。
でもお金という媒体を設けることで、等価の価値があった物と物とが、時期、場所、需要などによって等価でなくなることが起きます。
今の株などがよい例です。
現在の世界ではこうしたお金の性質を利用して経済活動が行われています。
私たちもこの流れの中で生活しているのです。
この状況でお金を断ち切っての自給自足の生活は私にはできません。
そこで次回、現在の生活をあまり変えない自給自足の生活を考えてみます。