無理矢理おしっこを出し、それを手で受けます。
そしてそのまま後頭部へ。
何度も繰り返します。
気分的には落ち着いてきました。
なんだかもう治ってきたような気がしてきました。
実は刺されたのは私だけではなかったのです。
もう一人女の子が刺されていたのです。
私はもちろん女の子にも勧めましたが、かたくなに拒否されました。
私のおしっこがいやなのだと勘違いした私は、それなら自分のをかけるとよいとすすめましたが、同じでした・・・。
その後、すぐに親に病院へ連れて行ってもらいました。
後頭部を臭わせながら。
病院に着いてお医者さんに説明すると、先生はにやりと笑い、よくがんばったねえ。
それじゃあ消毒しておくね。
といい、後頭部に何か塗ってくれました。
その後の説明で、私は衝撃の真実を知るのです。
そもそもハチに刺されたらおしっこをつけるとよい、というのは迷信で、ハチの毒は酸性なので、それを中和させるのにはアルカリ性のものをつけると良く、身近なアルカリ性といえばアンモニア、といえば・・・おしっこ。
という考えです。
現在では、ハチに刺されたらアンモニアが効くことはないことが分かっています。
そもそもおしっこにアンモニアはほとんど含まれてないし・・・。
アンモニアはおしっこがしばらくしてから分解されて出来るものです。
(おしっこにアンモニアが含まれていたら病気の可能性が高いです。)
もしさされたら傷口から毒を吸い出し、冷やします。
そして抗ヒスタミン剤を塗ると良いようです。
また、アレルギーのある方は注意してください。
ショック死の危険があります。
一度目は助かったとしても、二度目には危険性があがります。
私はアレルギー持ちなのでもう後がありません。
気を付けます。