バケツに入れた銀杏の皮を剥かなくてはいけません。
昔は川で皮を剥いていましたが、最近は皮を川に捨てるのはもったいないので、裏庭でむいて皮を肥料にします。
銀杏を一粒づつ潰して、種を取り出していきます。
素手で潰すとかゆくなります。
しかも、しゃがんでの作業なので、結構腰にこたえます。
ざっと皮が取れたら水洗いをします。
これをよく乾かして保存します。
湿っているとすぐに青カビが繁殖してしまいます。
銀杏には雄木と雌木があって、雌木にしか種はできません。
街に植えてある街路樹の銀杏は雄木です。
種の段階からでは雄雌どちらか分からないため、大きくなってから植えるそうですが、それでもたまに雄木のつもりが雌木だったということもあるようです。
銀杏の葉には油分が多く含まれていて、踏んだりしてすり潰したような状態になると、とても滑りやすくなり危なく、最近では街路樹としてはあまり好まれていないようです。
たまに、街路樹の銀杏を拾っている方を見かけますが、たいてい年配の方です。
若い人は見向きもしません。
銀杏おいしいのになあ。
じつは、雄木と雌木は種の段階から見分けられるのです。
これが雄木になる種。
これが雌木になる種。
昔から言われていることですが、私には本当かどうか分かりません。