ちょっとへ~って言うようなニュースをテレビでやってました。
それは孟宗ヨーグルトというものです。
なんか美味しそうですね。
このヨーグルトは香川県の三豊市で作られています。
ここには1000~1200ヘクタールほどの竹林があり、その9割ほどは放置されているそうです。
昔はかごなどの竹細工や、家の壁の骨組みに使ったりしていましたが、今はその需要もほとんどなくなってきています。
しかも真竹はまだしも、孟宗竹といわれるごっつい竹などは、もはやほとんど使われていません。
せいぜい孟宗竹のタケノコを食べるくらいでしょう。
その竹を使ってヨーグルトを作っているというのです。
是非私も作って食べてみなければ、ということでメモの準備です。
まずは竹を切ってきて軽くゴミを取ります。
それを大きな機械にセットします。
その機械には大きなヤスリが付いていて、それが回転することで竹を削っていくようになっています。
粉になった竹は袋に入れて集められます。
細かなおがくずのようです。
う~ん、まだ美味しそうには見えません。
きっとこれから水に浸して粉の中から乳酸菌を取りだし、竹で作った容器に牛乳と取り出した乳酸菌とを混ぜて、しばらく置いておくと美味しいヨーグルトのできあがり。
という流れかなと思いながら、見ていきます。
しかし集めた粉は、そのまま放置して数日間発酵させるというではありませんか。
いったいどうなるんだろう・・・。
きっと乳酸菌を増やすのかなと思って見ていきます。
発酵するとできあがり。
えっ、それで終わり?
食べられないと思うんですが・・・。
と思ったら、家畜用のヨーグルトでした。
紛らわしい。
家畜の飼料に5%程混ぜて食べさせると、健康な体になるそうです。
ヨーグルトという言うよりは、竹の発酵飼料です。
だまされました。
もともと竹に住んでいる乳酸菌を、竹の繊維の中で培養してやるのです。
乳酸菌はいろんなところに住んでいるんですね。
うまくすれば人が食べられる孟宗ヨーグルトができるかも・・・。