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          田舎の恵み(食料、エネルギーなど)を最大限に生かして自給自足生活!      2005年2月より

マツダの逆襲

マツダが30km/Lの燃費のガソリンエンジンを開発したとのことです。

ハイブリッドではトヨタのプリウスが38km/L、ホンダのインサイトが30km/Lを達成していますが、あくまでモーターとエンジンとのハイブリッド型です。ところがマツダのはエンジンのみです。

もしこのエンジンにモーターを組み合わせると50km/Lもあり得るのではないでしょうか。

 

マツダがハイブリッドを進めてこなかった理由としては、かつての親会社であったフォードの開発しているハイブリッドシステムを使わせるためだったそうです。

そのため、マツダとしてはエンジンをどれだけ極められるかに挑戦していきました。

今まではレシプロエンジン(ピストンが上下するエンジン)自体はほぼ完成されており、これからも進化はしないだろうといわれていました。

しかしマツダは細かな調整を進めてきました。

 

例えば圧縮比です。

高ければ燃費の改善にもつながりパワーが出ますが、意図せぬ燃焼(ノッキング)も起こりやすくなります。

また、窒素酸化物(NOx)の発生も大きくなります。

また、吸排気、冷却、燃料噴射などでの様々なロスも今までの技術を用いて改善してきました。

その結果、小さいエンジンでパワーがあり、燃費もよくなる新しいエンジンが開発されたのです。

 

その名は「SKYACTIV-G(スカイアクティブ・ジー)」といいます。

このエンジンで小さい車から大きな車までカバーできると言います。

 

このエンジンを乗せた試乗車をある記者が試乗してみたそうです。

「新エンジンを搭載したプロトタイプ車をドイツのアウトバーンで走らせた。印象は、低速トルクが大きくてとても乗りやすかった。スロットルを踏み込むと圧縮比14の新エンジンは、シュルシュルと聞き慣れないエンジン音を出しながら加速する。加えて、新開発の6速トルコンATの変速が非常に速くてスムーズであった。」ということです。

乗ってみたくてたまりません!

 

昔々のガソリンエンジンは圧縮なしで爆発させて回転を得ていました。

ところが圧縮するという革命が起きて、燃費、パワーともに改良されました。

ここは大きなブレイクスルーでした。

マツダは今後まさにそのブレイクスルーをもう一度体験する勢いです。

 

各社ハイブリッドを開発する中、エンジン自体にこだわり、また、世界で唯一ロータリーエンジンを開発し製造している会社です。

来年のマツダの新型車に期待したいです。

マツダ新型エンジンについてはこの記事に詳しいです。


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