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          田舎の恵み(食料、エネルギーなど)を最大限に生かして自給自足生活!      2005年2月より

月10万円で楽しくらせる町と村 in 屋久島

先日の月10万円で楽しくらせる町と村は、屋久島に移住した家族を紹介していました。

この家族は夫婦と一男五女の大家族で、父親は若い頃京都でバイクの走り屋をしていたそうです。(走り屋は仕事じゃありませんよ(笑)。)

紹介していたバイクが時代を感じさせてました。

 

私も屋久島へはしばらく滞在していたことがあるのですが、確かに飽きません。

いつまでも居たいと思ってしまいます。

無料露天風呂もあるし、ダイビングスポットもあり、亀の産卵場所もあり、豊かな漁場もあり、滝もたくさんあり、世界自然遺産に指定されている自然豊かな島なのです。

世界遺産指定については、知床、熊野古道などいろいろ問題が指摘されていますが、今は触れません。

また、縄文杉、宮之浦岳への道は整備されてきていて、もはや誰でも登山できるといってもよいでしょう。

 

屋久島は1ヶ月に35日雨が降るといわれています。

雨、降りすぎです。

でも実際はそうでもなく、晴れの日も結構あります。

ただ、天気は変わりやすいです。

その豊富な水と高い標高の山のお陰で豊かな植生も見られます。

 

屋久島では水に困ることはありません。

その家庭でも水は山から引いていました。

そしてさらに、水力発電もおこなっていました。

お父さんの手作りだそうです。

 

見たところ、乗用車のオルタネーター(交流発電機)に羽根を付けて回しているようでした。自動車用のオルタネーターの出力は500w位ですが、水車の場合は24時間稼働するので、とても効率がよいのです。

たとえば、500wで24時間発電し続けると500×24=12000、つまり12kwhの発電量があります。

一方太陽光発電では、一般家庭では3kw(3000w)のものが標準ですが、発電する時間は一日のうち3時間で計算します。

すると一日あたり(24時間のうち3時間)、3000×3=9000、つまり9kwhの発電量となります。

簡単に比較すると、水力発電は太陽光発電の8倍もの発電能力があるのです。

ですから、水の豊富な地域では廃品利用も出来る水力発電をおすすめします。

 

話が逸れてしまいました。

この家族はタンカンの果樹園の経営で生計を立てています。

家は手作り、もちろんお風呂も手作りの五右衛門風呂。

畑では野菜を作り、港で野菜と魚の物々交換です。

子供たちも自分の分担の仕事を、責任を持ってこなしていきます。

嫌々ではなく、当たり前のこととして受け止めているようです。

お父さんは本当に楽しそうです。

 

ただ、学校については通学、進学など大変そうでした。

けれど、こんな環境で育つことが出来る子供たちは幸せだと思います。

久々にいい家庭を見た気がしました。

 


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