食料生産者は強い
以前、衝撃の記事を目にしました。
それは、世界中の食料を、世界中の人々に平等に分け与えると、すべての人が餓死してしまうのです。
つまり供給が需要に追いついていないのです。
それはなぜか?
もっとたくさん作ればいいのにと思うかもしれませんが、そうはいきません。
大きな単純な原因は、地球上で農耕に適する土地が少ないということです。
言ってしまえば人口の多すぎです。
これはどうすることもできません。
中国では一人っ子政策などとやってますが、すべての国で実施するわけにはいかないでしょう。
人口が減れば国力が落ちます。
実際日本では少子化により、様々な問題が起きています。
ところが身の周りでは、食糧不足を感じることはありません。
逆に食べ物であふれかえっています。
賞味期限が過ぎたからといって処分、売れ残ったからといって処分、早食い競争や、大食い競争などで食べ物をおもちゃにするといったことまで行われている始末です。
しかし実は、今の日本でも食料は足りていないのです。
さっきと話が違うじゃないか!と思われるでしょう。
確かに。
でも自給率で考えた場合は足りないのです。
もし今、何かの影響ですべての食料が輸入禁止になったら、誰かが確実に餓死するのです。
誰かって?
分かりますよね。
消費だけする人です。
国は何もしてくれません。
いや、しても意味がないのです。
生きるか死ぬかと言うときに国が食料を出せ!といったからって、出しますか?
出せば自分が餓死するんですよ。
このように今の日本は、非常に危うい状況にいるのです。
このことを国が率先して解決しようとするはずがありません。
いまだ外国との摩擦をおそれて、減反政策をしているほどですから。
米が自由化になったというのに・・・。
やはり、これからは生産者でなくては安心できません。
もちろん政治的背景からだけでなく、ものを作り育てることは、生きていく上でかけがえのないものでもあるからです。