私が太陽電池に興味を持ち始めたのは、まだ太陽電池が世間にほとんど知られていないときでした。
まだ私が小さかった頃、模型屋さんで初めて太陽電池に出会ったのです。
その時はまだ太陽電池についてほとんど知識はなく、光が当たると電気が起こることくらいしか知りませんでした。
光が当たっている限り電気を起こし続けるとはなんてすばらしい!
絶対欲しい!
と思い続けていましたから、目の前に太陽電池をして興奮を抑えられませんでした。
値段は2500円だったと思います。
モーターとプロペラ付きのセットです。
なけなしのお小遣いを出して購入しました。
早速家に帰って実験です。
配線を繋いでプロペラをセットし、太陽電池を太陽に向けると、勢いよくプロペラが回り始めました。
初めての体験です。
太陽電池を手で覆うとプロペラが止まります。
面白くて不思議で日が沈むまで遊んでいました。
翌日からは付属のモーター以外で実験です。
家に転がっていた模型用のモーター、豆電球、麦球、手当たり次第繋いでみました。
しかしどれ一つとして反応しません。
太陽電池が壊れてしまったのかと、不安になり、付属のモーターに繋いでみたところ回りました。
ほっと一安心です。
その当時はまだ電圧や電流のことは分かっていなかったのですが、太陽電池が作る電気が少ないのだろうという結論に至りました。
となると、次に欲しくなるのはもっと大きな太陽電池です。